【レビュー】PHILIPS Fidelio X2を試聴!なかなか良いぞ!
スポンサーリンク
今回はPHILIPS「Fidelio X2」の試聴してきました!
開放型なのに密閉型のような濃い音を出す面白いヘッドホンです。
試聴機材はAstell&Kern AK120を使用しました。
PHILIPS「Fidelio X2」レビュー
本体の質感
黒で統一された見た目で、なかなか良いですね。ヘッドバンドの部分も頑丈でしっかりした作りになっています。イヤーパッドもモフモフとしていて肌触りが良いです。頭頂部に当たる部分がメッシュになっているのも、ポイント高いですね。きちんと価格にマッチした作りになっていると思います。
装着感
非常に良いです。オーテクの大型ヘッドホンシリーズに似た装着感ですね。すっぽりと耳が覆われるタイプですが、前後にずれることもありません。ただイヤーパッドがモフモフなため、夏にはちょっと暑いかなーと思います。私の場合は、装着するとヘッドバンドと頭頂部に当たるメッシュの部分に結構な隙間ができてしまい、見た目が非常に滑稽な感じになってしまいました。顔が縦長の方には似合いそうなヘッドホンですが、私のように丸顔の人は気をつけてください笑
音質
肝心の音質ですが、非常に良いですね。密度や情報量が高く、聴いた瞬間は密閉型なのかな?と思ってしまいました。高音から低音までバランス良く出ていて、音場も広いです。ボーカルも明瞭ですね。音の傾向としてはおっとりとしたまろやかな音だと思います。
まろやかな音なので、激しいロックやダンスミュージックよりは、ジャズやクラシカルな音源が合いそうです。このヘッドホンの一番の特徴は、密閉っぽい鳴り方で、低音も楽しめるということだと思います。特にチェロやコントラバスなど、音程の低い弦楽器をかなり魅力的に鳴らしてくれますね。手持ちの音源では、Sigur Rosの「Agaetis Byrjun」との相性の良さを感じました。静かなPOPSなんかも結構イケると思います。
総評
PHILIPS「Fidelio X2」は開放型ながら、密度の濃い低音が楽しめる面白い機種でした!しかし低音が出るといっても、音の立ち上がりやゆっくりとしているため、ロックやテクノ向きではないという点も、とても変わっていると思います。低音の弦楽器を好んで聴く方には、非常にオススメできるヘッドホンだと思います!