【俺とロック 第3回】スーパーカーというバンドについて
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やぁ。どうも。
ヘドバンの杉山です。
不定期でやってる僕の好きな音楽を紹介するコーナーの第3回。
今回は「スーパーカー」です。
もう上のジャケ写を見ただけで青春を思い出す人も多いのではないでしょうか。
NUMBER GIRL、くるり、スーパーカーは僕の青春そのものです。
スーパーカーが好きで、ネットのハンドルネームが「ラストボーイ」だったこともありました。若かったなぁ。
上の3つのバンドはどれも好きでしたねぇ。私のロックバンドの系譜はこれらのバンドを起点として枝葉がついたと言っても過言ではありません。
くるりを起点にテクノポップやシューゲイザーを知り、スーパーカーを起点にギターポップを知り、NUMBER GIRLを起点にインディーロックや日本のロックを知りました。
そういえば昔はこれらのバンドをひっくるめて「ロキノン系」なんて言葉がありましたけど、もう死語になったんですかね?
ロキノンって、もう随分と読んでないなぁ。
AK120のVBR対応のおかげで、久しぶりに昔のスーパーカーを聴いたらやっぱりカッコイイので、ちょっと文章を書きたい気持ちになりました。
まぁ、既に評価も固まってるバンドですし、個人的に好きな曲でも紹介していきましょうか。今の若い人は「スーパーカーってピンポンの人?」くらいの認識でしょうから、ギターロックやってた頃の彼らの音源にもぜひ触れて欲しいですね。
「love song」
初期の名曲といえばコレ。個人的に大好きです。
ギター中心のシンプルな曲ですが、歌詞の甘酸っぱい感じとフルカワミキのヴォーカルの相性がとても良いですね。
でも、この曲なぜかオリジナルアルバムには収録されなかったんですよね。まぁ、アルバムに入れづらい曲だったのかもしれないというのも今は分かります。
「walk slowly」
SUPERCAR - Walk Slowly - YouTube
続いては2ndアルバムの曲から。僕はスーパーカーではこの曲が一番好きです。
というか一番衝撃を受けました。まぁ、サビでシューゲイザー的な手法が使われてる時点でツボなんですが、歌詞にも衝撃を受けました。
青になって誰かと同じに歩き出すのは
誰かと同じが僕には幸せだから。
この歌詞が思春期の僕にはグサっと来ましたね。
やっぱり思春期の頃って「人と違ってたい」じゃないですか?
周りと違う洋服を着たり、音楽聴いたり、本読んだり。
「周りと違ってるオレ、カッコイイ!」っていうのが思春期だと思うんですよ。(そこから抜け出せない大人もいるみたいですが)
そんな多感な時期に「誰かと同じが僕には幸せだから。」って言われちゃったワケですから、正直、ガツーン!って来ましたね。
「青信号でみんなと一緒に歩き出してるオレ、全然周りと違ってないじゃん!」
「結局、オレは本当に世界からはみ出したいワケじゃないじゃん!」
まぁ、そんな感じで僕にとって価値観の"コペルニクス的転回"が行われた曲でもあります。だから思い入れの相当強い曲ですね。
僕はこの曲が収録された2ndアルバムが一番好きなんですが、恐らく人気的に最下位のアルバムなんでしょうか、このアルバムが一番好きだという人にはまだ会ったことがありません。(涙)
とはいえ、この2ndアルバムは「Love Forever」という屈指の名曲が収録されています。
Love Forever - Supercar (スーパーカー) PV - YouTube
たぶん、曲名はoasisの「Live Forever」から文字ったのかな?
そこはかとない焦燥感と倦怠感が入り混じった名曲ですね。
これ以降のスーパーカーは、ご存知の通り打ち込み音楽の方に傾倒していきます。
それは語り尽くされていますし、他のファンの方にお任せしましょう。
もちろん、打ち込み時代のスーパーカーも好きですので、ピンポンでも使われた名曲を貼って終わりにしたいと思います。
これだけの音数で、このカタルシスを作ったナカコーの才能は恐ろしい。
Free Your Soul - スーパーカー - YouTube
では、また次回をお楽しみに!