【試聴レビュー】ソニー MDR-EX750NA ノイズキャンセリングに驚き
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ども!すぎやまです。
ソニーのオーディオ新製品が一斉発売になりましたね。
早速ワタクシも聴いてきたのですが、中でも印象深かった「MDR-EX750NA」について書きたいと思います。
何が発売されたかはこちらを御覧ください。
SONY「MDR-EX750NA」レビュー
質感や装着感は?
グレーとブラックの中間のようなカラー。安っぽさはなく、全体的なフォルムも美しい仕上がりになっています。ノイキャン付きと考えると価格なりの質感と言って良さそうです。
分岐の近くに1ボタンリモコンとノイキャンのスイッチがありました。このリモコンはサイズ的に少し大きいので、歩いている時に少し気になるかもしれません。
プラグ付近のバッテリーはBOSEのQC20より少し小さいですかね。microUSBで充電できるようになっているようです。
ハウジングはとても軽く、装着感も特に違和感はありません。ノイキャンをオンにしない状態での遮音性はあまり高くなく、周囲の音や話し声は普通に聞こえてきました。
ノイズキャンセリング効果は?
装着した状態でノイキャンをオンにすると、ピっという音がして切り替わったことを知らせてくれます。少しのタイムラグの後、周囲の音が一気に小さくなることに驚きます。
その場で比較したわけではありませんが、性能的にはBOSEのQC20と遜色なさそうに思えます。それほど静音性能の高さを感じました。
音楽を流していなくても、すぐ前で電話で話している人の声が聞こえません。店内のBGMも囁くような小ささになりました。
音楽の音量はiPhoneのボリュームで言うと、MAXから4分の1ほどの音量にするだけで雑音は全く聞こえない状態です。これはなかなか凄い…。
ノイキャンというと気になるのは「オンオフ時の音質の変化」だと思います。これに関しても大きく気になる変化はありませんでした。オンにしたからと言って、低音が無くなってしまうという感覚はないです。
厳密に聴けば超低音の部分に変化があるように思いますが、ノイズが消えるメリットの方がはるかに高いと思います。
「MDR-EX750NA」のノイズキャンセリング性能は非常に優秀と言って良さそうですね。これほどとは、正直ちょっと驚きました。
音質はごくごくスタンダード
本機のベースとなっているMDR-EX750は1万円程度のイヤホンですが、音質的にはとてもベーシックな音になっていると思います。
9mmの新しいダイナミックドライバーを搭載していて、ボーカルを中心に低音から高音まで過不足なく聞かせてくれます。やや低音よりですが、中高域がこもるように感じない、今風のチューニングです。
ベーシックな音なのでジャンルを選ばず使えそうですが、オーディオマニアからは面白みがないと言われそうです。
BOSEのQC20と比較すると低音が抑えられ中高域がクリアなので「こういうのが欲しかった!」という人は多いと思います。良い意味で一般人ウケする音に仕上がっているのではないでしょうか。
このあたりの大衆をとらえた音作りにはソニーの上手さを感じました。
総評:いよいよBOSEキラーの登場か
ノイキャンイヤホンとしては、比類なき地位を確立していたBOSE「QC20」。
いよいよその牙城を崩す機種が出てきたという感じがします。
しかも実売で2万円程度という価格は、QC20と比較すると圧倒的に安いです。(QC20は約3.5万円)
ノイキャンイヤホンのノウハウは特許で固められてるのかな?と思うほど参入のなかった市場なので、待っていた方は本当に待っていた機種のように思います。
とはいえ、ソニーがこれでいいのか?と思わないわけではありません。言ってしまえばこの機種は完全にBOSEの後追いで、ソニーのオリジナルな部分が見当たらないからです。
「安くて高性能なんだから文句ないでしょ?」という発想は、なんだか某国の戦略のように思えてしまう節もあります。うーん。考えるほどに複雑な気持ちになりますが、「MDR-EX750NA」がイケてる機種あることは間違いありません。
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