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約40万円の怪物イヤホン SHURE KSE1500が抱える誤算

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【国内正規品】SHURE KSE1500 高遮音性コンデンサー型イヤホンシステム ハイレゾ音源対応 ヘッドホンアンプ一体型 KSE1500SYS-J-P

今年最初に発売する高級イヤホンは、もしかしたら今年最も高価なイヤホンになるかもしれませんね。

話題のSHURE KSE1500がいよいよ発売になります。

予約価格はAmazonで388,800円(ポイント10%)。約40万円とは…いやはやとんでもないイヤホンですわ。

 

Twitterの反応も「価格が高すぎる」「欲しいけど買えない」といったものが多いようですが、中には購入を決意されてる方もいたりして驚かされます。

 

約40万円という価格は、ユニバーサルイヤホンの枠組みでは比べられる機種が存在せず、カスタムIEMを見ても恐らく最も高額なJH Audio Laylaカスタム(約35万円)よりも高いという有様です。

 

比較できる機種が無いということは、KSE1500を聴いてみてどんなに良い音であったとしても、相対的にその価値を測ることはできないということなんですよね。

当然ながらレビューなんかも難しい機種ということになります。いくら「音がいい!」と騒いだって「40万円なんだから当たり前でしょ?」と言われたらおしまいですからねー。

 

まぁここまで高価なイヤホンを買う人であれば他と比べてどうこうというよりも、単純にSHUREが好きであるとか、KSE1500の音に惚れ込んでいるというパターンですよね。比較なんてそもそも必要ないのだと思います。

 

ただKSE1500は開発に8年を費やしたとのことで、その間の市場の変化にはSHUREといえど少なからず誤算があったのではないでしょうか。

その誤算とは「カスタムIEM」の存在です。

 

8年前にはまだまだ小さかったカスタムIEMの市場も、ここ数年で飛躍的にその規模を拡大してきました。このことによって、「40万円出すならカスタム買うね」という人がかなり増えているような気がしています。

 

カスタムIEMの優位性が装着感だけならまだしも、Just earなら約34万円で音質のカスタムまで行っています。そうするといよいよKSE1500の優位性というものも危うくなるような気がするのです。

 

とはいえコンデンサー型の密閉イヤホンなんて他にはありません。ヘッドフォン祭で試聴した際に感じた「ローからハイまで全域に渡る高い解像感」は衝撃的であったこともまた事実です。

 

ともかくKSE1500という機種はユーザーに受け入れられるのか、そして今後のイヤホン市場にどのような影響を与えるのか。いろいろな意味で面白い機種であることは間違いないと思うのです。(もちろん40万円はちょっと買えないけどね)

 

とりあえずもう1度聴いてみたいなぁ。

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