学校では教えてくれない「働くこと」の意味
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週末はニュースもないので、いつも書く記事に困ったりしてます。
レビュー記事でもストックしておけばよいのですが、もう今日は開き直って音楽に全然関係ない話を書こうと思います。
ヘッドバンクは学生の方も見て下さっていますので、今回は「働くこと」について書きたいと思います。
Twitterではちょっと話しましたが、現在ワタクシも失業しているような状況です。なので半分は自分へ言い聞かせるつもりで書いています。
「働くこと」といっても「労働とは自己実現だ」とか「世の中に役に立つ仕事をすべき」なんて綺麗事を吐くつもりはございません。
世の中や身の回りを見ればわかる通り、仕事の大半は"置き換え可能なもの"で出来ています。「その人じゃなきゃ困る!」という仕事の方がまれです。
そんな状況の中で、仕事に自己実現=アイデンティティを求めるのは難しいと思うのです。
では働くことについて、どのように捉えるべきなんでしょうか?
実際に社会の荒波に揉まれた経験から、分かったことをいくつか書きたいと思います。
社会に出れば誰もが必ず悩みます。ここで書くことは悩んだ時に脱出するためのヒントや心構えとして使ってください。
働くこと=専門性を獲得すること
世の中の仕事の多くは"置き換え可能なもの"です。働くことに意味があるとすれば「専門性を獲得できる」ということは、とても大切なことだと思います。
置き換え可能な仕事は、いつどうなるか分かりません。機械に置き換わるかもしれませんし、外国人に取られてしまうかもしれません。
働くことを考えた時、「どんな専門性が得られるか?」というのは意識するべきでしょう。就職先を会社の看板の大きさで決める前に、自分は何のプロフェッショナルになりたいのかを考えておくと良いと思います。
答えはすぐには見つけられないかもしれません。答えを見つけても「本当にこれで良いのだろうか」という疑問も払拭できないでしょう。それで良いのです。考えていないより100万倍マシです。考えて実践していればいつか分かる時がきます。
仕事は人生の全てではない
日本人の労働観にはことさら「労働=献身」という価値観が存在します。
「働くことは自分の身を捧げることだ」というヤツですね。
あなたがこれから入る会社にもこの価値観を持った先輩方が数多くいるでしょう。
はっきりと断言しますが、人生には仕事よりも大切なことが山ほどあります。
子ども成長を見守ること、親孝行をすること、自分自身の人生を楽しむこと。これらのどれもが仕事より大切なことです。
しかし、働き始めた多くの人が忘れてしまうことでもあります。働くことは自分の身を捧げることだという価値観に染まってしまうからですね。
「自分の人生で本当に大切なことは何か。」
悩んだ時にはこの問いを思い出すと良いかもしれません。決して仕事をしないで遊べば良いと言ってるわけではありません。本当に大切なことを選ぶ力は、仕事をする上でもとても重要なスキルなのです。
人生で後悔しないために読むべき3冊
最後に「働くこと」をはじめる前に読んでおいてほしい本を紹介します。
ワタクシはビジネス書の書評を書く仕事をしていたことがありました。その関係もあって「自己啓発書」と呼ばれる本を100冊はくだらないほど読んできました。
そんな中で、特に知っておいてほしいことが書かれた3冊を挙げます。
原因と結果の法則
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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「原因と結果の法則」は100年以上前に書かれた本で「自己啓発書の原典」とも言われいます。
昨今の自己啓発書といわれるものは、ほとんどここに書かれていることを言い換えたり掘り下げたりしてるに過ぎないと言っても過言ではありません。
「人は誰も内側で思った通りの人間である」
「自分こそが自分の人生の創り手である」
シンプルな言葉ですが深い。たった95ページのこの本がなぜ100年以上も読まれているのか、ぜひ手に取って確認してほしいです。
20歳のときに知っておきたかったこと
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
- 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: ハードカバー
- 購入: 475人 クリック: 17,353回
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「人生には数限りないチャンスがある」と実例を持って教えてくれる1冊。
多くの自己啓発書が机上の空論である中、これだけ実例のある本は珍しい。
もちろん20歳を過ぎていても読む価値あり。
「早く、何度も失敗せよ」
この言葉をもっと早く知っていればと思うことはあります。
自分の子供にも伝えたいことが満載の本です。
エッセンシャル思考
ビジネス書としてはここ1年で最も優れた本だと思います。
ヘッドバンクを運営できているのもこの本の力によるところが大きいです。
「より少なく、しかしより良く」
99%の無駄を捨て、本当に大切な1%に集中することの大切さを学べます。
この本はどちらかというと働き始めてから読んだ方がグッとくると思いますが、働く前に読んでおくのもアリかと。
「頑張ってるのに誰も褒めてくれないし、成果も出ないのはなぜ?」という状態になったら読んでみてください。絶対に役に立ちます。
ということで、今回はヘッドホンに関係ない話ですみません。
ついでに申し上げますと、仕事や就職関係で悩みがあったら気軽に相談してくださってOKですので。「こういうことで悩んでいるんですが、おすすめの本ありますか?」というのでも歓迎です。
headbank39@gmail.comにメールくれても良いですしTwitterでも良いです。
解決はできないと思いますが、話を聞くことはできますよ〜。