【俺とロック 第1回】「きのこ帝国」というバンドについて
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「みんなはどんな音楽を聴いてるんだろう?」
そんな素朴な疑問から、僕が好きな音楽について書いてみることにしました。
そうすることで、興味を持ってくれた人の音楽の幅が広がったり、共感してもらったり、何かしら面白みのようなものを感じて頂ければいいなと思ったからです。
僕はロックが好きなので、好きなロックバンドについて、毎週1つずつでも紹介していきたいと思います。取り上げるバンドはあくまで僕が好きなバンドなので、メジャーどころから、マイナーなバンドまで、分け隔てなく紹介していこうと思います。
さて、第1回目に紹介するのは「きのこ帝国」というバンドです。
どのバンドを紹介するか、いろいろと迷ったのですが第1回目から解散してるバンドを紹介するのはどうかと思ったので、今ライブにいけるバンドにしました。
きのこ帝国は2007年に結成された4人組のバンドです。今年の春にユニバーサル ミュージックEMIよりメジャーデビューを果たしました。今、乗りに乗っているバンドと言っていいと思います。
僕がきのこ帝国に出会ったのは池袋のタワレコで、2012年に発売されたデビューアルバム「渦になる」を聴いたのがきっかけでした。
- アーティスト: きのこ帝国
- 出版社/メーカー: DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: CD
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このアルバムは「Whirlpool」という曲から始まるのですが、正直聴いた瞬間は衝撃でしたね。なんでかって「シューゲイザー」だったからです。
曲名も恐らくChapterhouseの名盤から取ったものなんでしょう。
- アーティスト: Chapterhouse
- 出版社/メーカー: Cherry Red UK
- 発売日: 2006/06/06
- メディア: CD
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日本のロックバンドでシューゲイザーをやる人たちが出てきたことは驚きだったし、同時にうれしくもありました。一時期はシューゲイザーリバイバルなんて言われて復活の兆しがあったんですが、すっかり聞かなくなってしまいましたからね。
リバイバルで盛り上がった時に「シューゲイザーディスクガイド」が発売されたのも2010年の話でした。
シューゲイザー・ディスク・ガイド (SPACE SHOWER BOOKs)
- 作者: 黒田隆憲,佐藤一道
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: 単行本
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僕はマイブラをはじめとするシューゲイザーバンドが大好きなので、今でもそれっぽいバンドが出てくるとついチェックしてしまいます。
だから、きのこ帝国の音楽は大きな衝撃でした。
なんでかって、きのこ帝国の「Whirlpool」は日本のロックとイギリス産まれのシューゲイザーが完璧と言っていい融合を果たしていたんです。
きのこ帝国 (Kinoko teikoku) - WHIRLPOOL - YouTube
轟音ノイズギター、美しく儚いメロディー、憂いのあるボーカル。
こんな音を出すバンドが日本から出てきてくれるなんて、正直思っていませんでした。ましてそんなバンドがメジャーに行けるなんて。
この音こそが、僕が待っていた音であり、日本のロックの素晴らしさを体現できるものだと思います。こんな曲、外人には作れません。
ぜひ、耳がキーンとなるくらいの爆音で楽しんで欲しい1曲ですね。
トリップできることは保証します笑
しかし、きのこ帝国の魅力はシューゲイザーサウンドだけではありません。Mogwaiなどが得意とする「ポストロック」的な手法の曲も数多くあります。
特に初期の名曲「退屈しのぎ」は圧巻です。
7分を超える長い曲ですが、圧倒的な緊張感で時間を忘れます。
これはぜひライブで聴いてほしいですね。
2011.07.12 きのこ帝国 @ 新宿Motion Pt.1 - YouTube
静と動、闇と光。まさにポストロックが表現しようとしていたのものがこの曲にはあるように思います。
さすがに最近の曲はここまで闇の深い曲は減ってきましたが、その分メロディーの良さは極まってきていると感じます。(そうでなければメジャーと契約できませんね)
とにかく、こんなバンドを同世代で見られるのは幸せなことです。バンドは儚い存在ですから、見られるうちにライブに行きましょう。
ということで、第1回目のおすすめバンドは「きのこ帝国」でした。
次回は「ART-SCHOOL」か「凛として時雨」にしようかと思います!