【レビュー】BOSE新型イヤホン、クリアなサウンドに驚き
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ども。すぎやまです。
今回はあの世界企業BOSEの新型イヤホン「SoundTrue Ultra in-ear headphones」をレビューします。(以下、ウルトラと呼称)
2週間ほど使わせて頂いたので、感じたことを書きたいと思います。
パッケージを確認
音質の前にパッケージを確認しておきましょう!
箱はシンプルな作り。
同梱物は本体の他、イヤーピースとデニム地のようなケース。
ケースは小さくてオシャレなのでお気に入りでした。
特徴的な形のイヤピ。
イヤピだけ外れないように特殊な作りになっています。
全く新しいサウンドのイヤホン
このウルトラ、BOSEの今までのイヤホンとは音作りがかなり違っています。
BOSEといえば、重低音モリモリのサウンドを想像しますよね?
ところがウルトラは低音はほどほどに抑えられ、中高音もかなりクリアに聴こえるようになっているんです。
低音重視のイヤホンが増える中で、低音の代名詞であるBOSEが低音を抑えたのは面白いなぁと思ってしまいました。
ただ低音を抑えることでBOSEサウンドのアイデンティティが失われてしまったかと言うと、そうではないですね。独特のウォームさと、ノリの良さは健在でした。
装着感はさすが!
BOSE製品を試聴するといつも感心してしまうのが装着感。ヘッドホンもイヤホンも、かなり研究されているのが感じられます。
ウルトラの装着感もとても良好。「ズレない・外れない・痛くない」と3拍子そろったイヤホンはなかなかありませんが、ウルトラはどれもクリアしているように思います。長時間のリスニングも全く問題ありませんでした。
ゼンハイザーIE60と比較
似たような価格帯のダイナミック型ということで、ゼンハイザーのIE60と比較してみました。
IE60が低域を中心に高域も目立たせた音だとすると、ウルトラは中域を中心に低域でノリを持たせたイヤホンだと言えそうです。
この差はポップスを聴いた時に顕著で、IE60はバックサウンドの演奏がよく聴こえるのに対して、ウルトラはボーカルがはっきり聴こえてきます。「歌」を中心にすえたチューニングになっているように思いました。
ロックならばIE60が良さそうですが、歌モノであればウルトラの方が集中できそうですね。
総評
ウルトラは歌を中心に非常にバランスよくまとまっている機種だと思いました。
また、音量の面でも大企業ならではの配慮を感じます。iPhoneで使ってみると、最大音量でもギリギリ聴けるくらいの調整になっていました。これをIE60でやったら耳が破壊されてしまいます。(さすが訴訟大国アメリカの企業)
今回ウルトラが低音を抑えるチューニングになったのは、流行の音楽に関係しているように思います。欧米ではEDMが全盛期を迎えてますからね。そもそも低音モリモリにしてある楽曲を低音モリモリのイヤホンで聴くのは正直キツイでしょう…。
そう考えると低音を抑えて、ボーカルを明確にするというチューニングは理にかなっていますね。
特に最近のAppleイヤホンは低音チューニングになっていますよね。オーディオに詳しくない人に"違い"を感じてもらうには、以前のような低音モリモリよりも「クリアなボーカル」の方が分かりやすいかもしれません。うーん、よく考えられてるなぁ。
ウルトラは歌心を伝える楽しいイヤホンになっています。今までのBOSEサウンドが少々苦手だったという方にも、ぜひ試してほしい音です!
装着感重視、ボーカル重視という方にオススメですよ!
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