【レビュー】JAPAEAR JE-HYPER−Z サブ機にぜひ欲しい1台
スポンサーリンク
ども。すぎやまです。
今回はジャパイヤーさんの新作イヤホンをレビューしたいと思います。
実に楽しいイヤホンなので、ぜひ一度試してほしい1品です。
JAPAEARってどんな会社?
JAPAEARというブランドをご存知ですか?
今回紹介する「JE-HYPER-Z」(以下HYPER-Zと表記)の他には「JE333」というイヤホンがあるだけなので、まだ知らない人も多いかもしれませんね。
実は日経トレンディーで紹介されてたりする、知る人は知っている日本のイヤホンメーカーさんです。
どんな会社なのかは上の記事を読めば分かるので割愛しますが、日本国内で手作業による丁寧な生産、出荷前には耳による音質チェックもされているという、とにかく品質と音にこだわったイヤホンを作っているメーカーなのです。
JAPAEAR「JE-HYPER-Z」レビュー
HYPER-Zは別チューニングモデル
今回の「HYPER-Z」ですが先に発売された「JE−333」に異なるチューニングを施した機種になっています。
公式HPでも「低音域ファンの皆さまお待たせしました」との文言が踊っており、特に低域の量感をアップしたモデルとなっています。
質感、装着ともにレベルの高さが光る
大きめのハウジングは俵のような形で可愛らしく、どことなくトラディショナルな雰囲気がします。不思議と愛着のわくデザインですね。
ハウジングから伸びるケーブルの付け根部分は、しっかりと金属で補強されており安心ができます。塗装も細部までしっかり丁寧に作られていますね。さすがの日本クオリティーです。
装着感も"くの字"に曲がったノズルによってとても良いです。ハウジングは金属なので重みがありますが、装着感が良いので気になりません。遮音性も良く、ケーブルの嫌なタッチノイズも特に感じませんでした。
質感、装着感ともにとても素晴らしいです。
この低域バランスはJAPAEARにしかできない!
HYPER-Zの魅力はなんといっても広がりのある音像と迫力のある低音です。
もしもHYPER-Zを手に取る機会があったら、ぜひPerfumeの「ポリリズム」を聴いてみてほしいです。広い音場と豊かな低域が一体となったサウンドに必ずニヤけるはず。
かくゆうワタクシも神保町の交差点で曲がかかった瞬間ニヤけてしまいました。(気持ち悪い)
大きめのハウジングが良いのでしょうね、特に左右方向への音の広がりは素晴らしいです。音場が広いおかげか、低域の主張が強くても音が被っているような印象がありません。ダイナミック的な音のこもりも感じられませんでした。とてもクリアな音です。
他のイヤホンなら「低域強すぎ!」となりそうなバランスの低音なのですが、このイヤホンだと嫌に聞こえないんですよね。面白い!
低域にフォーカスしたイヤホンとはいえ、高域の表現も犠牲になっていません。シンバル音もシャリつかず、楽器の音として聴こえてきます。とはいえ、グサグサくる高音や刺さりは感じないので、マイルドな高音と言って良さそうです。(そういう音を求めるイヤホンではないので当たり前ですけどね)
とにかく「中田ヤスタカ系」にピッタリ!
先ほどはPerfumeの名前を出しましたが、とにかくこの「HYPER-Z」は中田ヤスタカ系の音楽にピッタリです。
曲の中に仕込まれている様々な音を広い音場で聴くことができますし、何より低音が、低音が気持ち良すぎる!!!!
ボーカルもしっかり聴こえてくるし、ノリもサイコーです。
2万円くらいでここまでキャラの立ったイヤホンあったかなぁ?
ぜひサブ機に持っておきたいイヤホン
「メインのイヤホンは持ってるけど、サブに何か欲しいな。」という人!
そういう人にこそHYPER-Zをオススメします。
JAPAEARさんも「JE333」というフラットで曲を選ばないイヤホンがあるからこそ、作ることができたモデルではないでしょうか。
2台目のサブ機として「今日はテンションあげたいな〜!」という時に気軽に使える。それこそがHYPER-Zの真価のような気がします。
正直なところ最初はJE333より安価なイヤホンなので、音質を下げた低価格モデルなのかと思っていました。ところが聴いてみてビックリ。そんなことは全然ありませんでした。
イヤホン好きの人にこそ、ぜひ手にとって見てほしい1台。
いやぁー楽しいイヤホンですよ。こういう遊びのあるモデルが増えてくれるとうれしいなぁ!