ジザメリ、来日延期するってよ
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ども。すぎやま・メリーチェインです。
ジザメリがお金がなくなった再結成したというニュースはなんとなく聞いてたんですが、来日延期になってしまったみたいですね。
兄のウィリアム・リードが急病で入院ってことみたいです。(ジザメリはリード兄弟によるバンド。oasis的なヤツね)
クスリやりすぎちゃったのかな…。
日本でのジザメリの認知度って一体どのくらいなんでしょうね?
例えジザメリを知らなくても、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーを知ってる人は多いでしょう。
彼はジザメリの初期メンバーで、デビューから2年間ドラムを叩いていました。いわゆるフー・ファイターズ状態ですね。
(マデリカはめっちゃ聴いた…というか今でも聴く)
なぜかギレスピーの紹介してしまったわけですが、そんな話を抜きにしてもジザメリという存在は当時としてはかなりぶっ飛んでいたんだと思います。
デビューギグで暴動が起きたとか、ファースト・シングルがいきなり1位とか、とにかく「売り込んでやるぜ」という匂いがプンプンする話題が満載で、デビュー盤には「ピストルズ以来の衝撃」なんて売り文句がつけられていました。
じゃあ、ジザメリが単なる話題だけのバンドだったのかと言えばそうではなく、それどころかとんでもない才能を持ったバンドであったことは間違いありません。
ノイズとしか言いようのないギターと、ひたすらに甘いボーカルの組み合わせというのはシューゲイザーの走りとも言われています。「Just Like Honey」という名曲で始まる1stアルバム『PSYCHO CANDY』は、UKロックの歴史を振り返っても、後世に大きな影響を与えた1枚であることは確実でしょう。
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そんな感じで1stアルバムから話題全開だったジザメリですが、バンドキャリアを見てみると決して順風満帆だったようには見えません。
続く2ndアルバム『Darklands』ではドラムのギレスピーが脱退し、ノイズギターも捨て、メロディアスなフォーク・ロックになっています。ジザメリとしては、この2ndがキャリア最高のアルバム順位だったようです。
3rd、4th(名盤)とセールス的には振るわず、音楽性もフォーク・ロックとマッドチェスター的な(プライマル・スクリーム的な)音楽との間を行ったり来たりしている感じでした。
6枚目のアルバムを出した後に、今回ぶっ倒れたウィリアムが兄弟喧嘩で脱退、あえなく解散となってしまったようです。(オチまでoasisかよ)
恐らくジザメリといえば8割くらいの人が1stを連想すると思いますし、残りのマニアックなファンならば4thが好きという人が多いでしょう。
個人的には地味な割に1番売れた2ndの『Darklands』が好きですね。
たぶん多くの人からすると前作が名作だったから期待して買ってみたらクソだった「FF8」みたいな存在かもしれませんが。
そりゃギターノイズ期待して買った人にはクソだったかもしれません。
でもこのアルバムは美しいメロディーの曲が多くて、何だかちょっと物悲しくてとても好きです。
まさか2015年にジザメリをまた聴けるなんて思ってませんでしたが、日本に来るというなら行ってみるのも悪くないかな、なんて思いました。
たぶんチケット余ってるだろうしなぁ。
それが来日しない理由じゃないといいけど…
ジザメリ入門にはこちらのベストか1stがオススメです。
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